【翻訳初心者必見!】翻訳の仕事獲得についてカウンセリングを受けた件(YouTube企画)

英語で稼ぐ

英日フリーランス翻訳者になって7か月経過したキートラです。駆け出し翻訳者として、翻訳の一線でご活躍のローズ三浦さんによるZoomカウンセリングを受けてきました!

仕事獲得方法、作業効率を上げる方法、収入を上げる方法などをお伺いでき、本当に貴重な機会となりました

ローズ三浦さんのYouTubeチャンネルでカウンセリングの様子がupされております。こちらのブログでも内容を共有化したく、お伝えしていきます。フリーランスで翻訳を仕事にしたい方や始めたばかりの初心者の方、仕事や収入獲得に不安のある方の参考になれば幸いです。

「ローズ三浦さん」とは?

フリーランスの英語翻訳者兼翻訳エージェントをされており、医療分野を専門とされております。2014年にフリーランスとして独立したそうですが、以前は企業内で翻訳していた経歴もあるそうです。

現在は個人事業主ながら、世界的医療機器メーカーや国公立大学とも直接取引をしていらっしゃる方です!

その一方で、ご自身のYouTubeチャンネルで(医療)翻訳に関するQ&Aやセミナーレビュー、悪徳商材撲滅活動を行っております。今回はローズ三浦さんのYouTube企画の一環でお声がけくださりました!

メールのやりとりは丁寧ながら、関西弁でお話しやすい雰囲気を持たれる方でした😊コミュ障の私でも気兼ねなく質問できまして、本当に感謝です…

ローズ三浦さん関連のリンクはこちらです↓

カウンセリングのきっかけ

TwitterのDMで、ローズ三浦さんの方からお声がけくださりました。TwitterのDM、変な勧誘が多いので良い印象なかったのですが(笑)、ローズ三浦さんは最初から明確に内容を記載くださっていたので、カウンセリングを希望しました。

カウンセリングを受けた背景

私は翻訳講座を受講したのですが、翻訳学校や講座は、トライアル(翻訳会社の試験)に合格することがゴールになっているケースが多いのです。

そのため、トライアルに合格した後にどうすれば翻訳者として続けていけるか、仕事をもっと獲得する方法や、仕事の単価を上げて収入を上げる(賃上げ交渉や生産性を上げる)方法まではわからない場合が多いのです。

結婚することがゴールになってしまい、夫婦関係をどう上手く続けていくかに目が向いていないのと同じ状態です(違うか)。他の業界に比べたら、世に出ているオープンな情報も少ない印象です(だから悪徳商材が参入してきたのかもしれません…)。

私の勉強不足かとも思ったのですが、前回の記事の予想以上の反響や、ローズさんご自身も情報が少ないと仰っており、私だけではないのだと思いました。

特にこのコロナ禍、翻訳界の先輩にお会いする機会すらない状況で、DMが届いたのはチャンスでしかありませんでした。ブログやTwitterで自分の状況を発信してみるものですね。

カウンセリングの前提条件

カウンセリングを受ける側(私)の現在の状況と、収入の目標でカウンセリング内容は変わりますよね?ここで簡単に私の状況を記載しておきます。

  • 2021年1月に専業のフリーランス翻訳者になった(取材当時7か月目)。
  • 最初の5か月はお小遣い程度の稼ぎ、ここ1~2か月でやっとまとまった収入発生。
  • 1人でも生計を立てられるくらいの平均月収を続けて稼げるようになりたい。
  • 翻訳は現在、ビジネス・IT分野が中心。しかし本当は、前職を活かして化学分野を本命にしたい。

カウンセリング内容(Q&A)

専門分野の仕事獲得・勉強・情報収集はどうやっていますか?

前職を活かして化学分野を本命にしたいのですが、化学分野は「翻訳年数3年以上」など縛りがきつく、求人数も少ない印象というのが背景にあり、質問しました。

【仕事獲得方法】
翻訳の経験年数少なくても応募できるところを探すか、前職の経歴をアピールして応募してみる。化学×医療、化学×工業、化学×特許など、分野がまたがっていることが往々にしてあるので、それも化学の翻訳実績として言い張って、できる範囲を広げていく。

【専門知識の勉強方法】
化学得意なら「千里ライフサイエンスセミナー」http://www.senri-life.or.jp/index.html がおすすめ。現在はコロナ禍の影響で、セミナーをZoomで無料開催している。

【情報収集】
同業者からの情報が重要。自分と同じ分野で、自分より先に進んでいる人にいかに早く出会えるかが重要コロナ前はイベント(JTFセミナーや翻訳祭など)やイベント後の懇親会で話を聞く(盗み聞き含め)ケースが多かったが、コロナ禍でできないので難しい状況ではあるが…

あるZoomイベントで、Zoomのブレイクアウトルームに強制的に分けられ(4~5人)、5分間くらいでローテーションして交流を図るケースがあった。Twitterやブログで知ってた人にZoomで遭遇したケースも。

また、Clubhouseで平日午後3時から15分くらいで「翻訳者の休憩タイム」というルームを開いている。ご活躍されている翻訳者の皆様が話したり、質疑応答している(Clubhouse、招待制終了して誰でも参加できるようになりましたね)。

作業効率向上や、正確な翻訳のために導入しているツールは何かありますか?

デュアルモニター、長時間作業しても身体に不調をきたさない椅子、キーボードのショートカットキー(上級者みたいなのは使ってない、Ctrl+Vとか)、PCの予測変換、Wordの一括置換。総じて裏技ツールみたいなのは使用していない。

(仕事獲得のために)個人で翻訳支援ツール(Tradosなど)を早期に導入した方が良いのでしょうか?

昔はTrados指定の案件が多かったので個人で導入せざるを得なかったが、ここ1年くらいはほぼ使用していない。翻訳支援ツールの種類が分散してきていて(クライアント独自、Memsource、memoQ、XTMなど)、翻訳会社からライセンスも付与されるので、個人所有の必要性が減っている印象(お値段も高いし)。

ただし、翻訳者の中には、いろんな案件をすべてTradosなど1つの翻訳支援ツールで翻訳して、TM(翻訳メモリ)を貯めて資産としている人もいる。

ローズさんは、レイアウト崩れなどを直す方が面倒なので、無理して翻訳支援ツールを使うのではなく、Wordの一括置換を使用している。ちなみに、Tradosは無料お試し(30日間)があるため、導入したければまずは試してもいいかもと。

生計を立てるレベルで稼ぐには?

例えば、英→日翻訳だと英文1ワード〇円と決まっているケースがほとんど。この〇円が1ケタだと生計立てるのはキツい。ただし、最初は1ケタでも、徐々にレートを上げることは可能。

【レート交渉のタイミング2つ】
①新しい翻訳会社に登録する時に交渉(リスクも少ない)。
②既存顧客から「この案件△日までにできますか?」から、「いつだったら都合付きますか?」と聞かれるようになった(必要不可欠だと思われた)タイミングで交渉。

また、TOEIC 900や英検1級レベルまで英語力ないとキツい。翻訳やりながらで大丈夫なので、英語力も磨いた方が良いとのこと。

自分のアクションプラン

すでに実施しているもの含め、カウンセリング後のアクションプランを挙げました。

  • まずは自分の専門分野(化学)×翻訳で活躍されている方と出会う。→今はブログやtwitter、LinkedInなどで探す。その上で情報収集。
  • 英語力を磨く→耳が痛かった(笑)ものの、リサーチで英語力ないことをごまかしてたと感じた場面もあったので、自分も必要だと感じていた。あと、翻訳の実務と英語や翻訳の学習がイコールにならない印象があり、仕事をしながらでも、英語や翻訳の学習をしないと実力が磨かれない気がしている…
  • 翻訳年数少なめの化学分野の求人を探して、応募してみる(前職の経歴アピール)。
  • Clubhouseの「翻訳者の休憩タイム」を定期的に訪問してみる。

まとめ

【翻訳初心者必見!】翻訳の仕事獲得についてカウンセリングを受けた件(YouTube企画)』と題して、ローズ三浦さんのZoomカウンセリングの内容をまとめました。

コロナ禍で出会える機会すらない中で、翻訳の第一線でご活躍されている方にお話を伺えて、(YouTubeではカットされている内容含め)本当に勉強になりました!

改めて感謝とともに、英語力をもっと向上させ、仕事獲得や収入獲得に結び付けていきたいと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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